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タワマン節税に規制?地主が次に狙うべき「新・資産防衛」の最適解

「相続対策ならタワーマンションを買えばいい」

かつて、これは富裕層や地主さんの間で一種の「合言葉」のようになっていました。時価(市場価格)と相続税評価額の圧倒的な乖離を利用し、数億円の資産を一瞬にして数千万円の評価に圧縮できる。まさに魔法のような手法でした。

しかし、国税庁はこの「行き過ぎた節税」についにメスを入れました。2024年1月から新しい評価ルールが適用され、かつてのような劇的な節税効果は望めなくなっています。では、マンションという武器を奪われた(あるいは弱体化させられた)地主さんは、次に何を狙うべきなのか。2026年の今、再び注目されている「王道」と「最新」の対策を紐解きます。

【第1部】「タワマン節税」の終焉と新しい評価ルールの正体

なぜタワマン節税は封じられたのでしょうか。それは、マンションの相続税評価額が時価の「平均4割」程度まで下がっていた実態があったからです。中には、時価の2割程度まで評価が下がる極端なケースもあり、これが「不公平だ」と判断されました。

2024年の改正により、マンションの評価額が時価の「60%」を下回る場合、強制的に引き上げる計算式が導入されました。

これにより、以前なら1億円の評価減ができた物件でも、現在はその半分程度の効果しか得られないケースが増えています。もちろん、依然として現金で持っているよりは節税になりますが、「とりあえずタワマンを買っておけば安心」という思考停止の時代は終わりました。これからは物件ごとの「乖離率」を精緻にシミュレーションし、修繕積立金の上昇リスクや将来の出口戦略まで見据えた、より高度な投資判断が求められるようになったのです。

【第2部】地主の「ホームグラウンド」を活かす原点回帰の戦略

マンション節税の勢いが落ち着いた今、地主さんが再注目すべきなのは、やはり自分の足元にある「土地」です。他人の作った箱(マンション)を買うよりも、自分の土地に「付加価値」をつけるほうが、令和の時代には適しています。

その筆頭が、やはり「小規模宅地等の特例」の徹底活用です。自宅の土地なら最大80%評価減。これはタワマン節税が規制された今、相対的にその価値がさらに高まっています。

また、自分の土地にアパートやマンションを建てる「貸家建付地」の評価減(約18%〜21%減)と、建物の評価減(固定資産税評価額による約40%〜60%減)を組み合わせる手法は、今もなお健在です。

特に、都心や駅近に土地を持つ地主さんであれば、タワマンを一室買うよりも、自社ビルや自社マンションを建てるほうが、管理手数料を他所に流さず、一族のキャッシュフローを最大化できるというメリットがあります。「遠くのタワマンより、近くの自社物件」。
地主としての原点に立ち返る時期が来ています。

【第3部】2026年の新トレンド:ロードサイド店舗と「収益不動産の組み換え」

規制の網をかいくぐり、賢い地主さんが今ターゲットにしているのが「ロードサイドの事業用不動産」や「都市部の小規模ビル」への組み換えです。

マンションには規制が入りましたが、商業用ビルや店舗、あるいは高齢者向け施設などは、依然として時価と評価額の乖離が大きく、かつ「事業用小規模宅地の特例(400㎡まで80%減)」を適用できる可能性が高いからです。

例えば、利回りの低い広大な農地や空き地を売却し、その資金で「コンビニ」や「ドラッグストア」などのロードサイド店舗の底地を購入する。あるいは、都心の「1棟ミニビル」を所有する。これらはタワマン一室よりも管理の手間が少なく、かつ相続時の評価減と安定した賃料収入を両立できる「攻守兼備」の資産となります。

「節税」という一時的なドーピングに頼るのではなく、「10年、20年先も稼ぎ続ける資産」へ形を変えていく。この「資産の質的な転換」こそが、ポスト・タワマン規制時代の地主が狙うべき本命の対策です。
タワマン節税への規制は、地主さんにとって「節税のテクニック」から「資産運用の本質」へ目を向ける良いきっかけになったと言えます。
国税庁の狙いは「実態とかけ離れた評価」を是正することにあります。これからは、単なる数字上のマジックではなく、地域社会に必要とされ、着実に収益を生む不動産を持つことが、結果として最大の資産防衛に繋がります。

「規制が入ったからもう対策はできない」と嘆く必要はありません。ルールが変われば、戦い方も変わるだけです。

まずは、ご自身の資産全体を見渡し、「今、最も効率的に稼いでいるのはどこか?」「最も税金の重荷になっているのはどこか?」を整理することから始めてみてください。
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