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宅建業法と地主の関係性 ― 知らないと損する法律知識

地主にとって、土地や不動産を所有していることは大きな資産であると同時に、法律との関わりを避けられない現実でもあります。特に「宅建業法(宅地建物取引業法)」は、不動産業者に適用される法律と思われがちですが、実は地主にとっても密接に関わる場面が少なくありません。

地主が自分の土地を売却したり、借地人との契約を結んだりする際、宅建業法そのものが地主に直接適用されるわけではないものの、不動産取引の相手方である「宅建業者」に義務を課す法律として、地主にとって重要な「盾」となります。逆に、地主が複数の土地を反復継続的に売買したり、分譲したりするような場合には、地主自身が宅建業法の適用対象になるケースも存在します。

この記事では、地主が知っておくべき「宅建業法と地主の関係性」を3部構成で解説します。

第1部:地主にとっての宅建業法の基本的な位置づけ

◆宅建業法の概要

宅建業法は、宅地や建物の取引に関する公正さと安全を確保するために定められた法律です。不動産業者が取引の仲介や代理を行う際に守るべきルールを定めており、宅地建物取引士による重要事項説明や免許制度、広告規制などが含まれています。

◆地主と宅建業法の関係

地主自身が単に自分の土地を売却するだけであれば、宅建業法の直接の対象にはなりません。しかし地主が取引の当事者として関わる限り、宅建業法によって保護を受ける立場でもあります。例えば、地主が土地を売却する際、不動産会社が媒介する場合には、その会社は宅建業法に従って重要事項を説明し、地主に不利な条件がないよう手続きを進めなければなりません。

◆地主が宅建業者と関わる場面

・土地の売却を仲介業者に依頼するとき

・賃貸物件の管理を不動産会社に委託するとき

・開発業者に土地を売却する際に契約を結ぶとき

地主は「自分には宅建業法は関係ない」と思い込みがちですが、実際には宅建業法が地主を守っている部分が多いのです。

第2部:地主が注意すべき「宅建業法が及ぶケース」

◆反復継続的な取引を行う地主

地主が不動産を反復継続的に売買・賃貸する場合には、「自らも宅地建物取引業者」と見なされ、宅建業法上の免許が必要になるケースがあります。

例:

・大規模な土地を細かく分筆し、繰り返し売却する地主

・アパートや区分建物を多数建築し、第三者に分譲する地主

この場合、地主は単なる「所有者」ではなく「事業者」として扱われるため、免許を取得しなければ法令違反となります。

◆地主が受けるべき保護

地主が不動産会社と契約を結ぶ場合、宅建業法によって次のような保護を受けられます。

・重要事項説明:不動産会社は地主に取引条件を詳細に説明する義務を負う

・広告規制:誇大広告や虚偽表示は禁止されており、地主が誤解して不利な取引をするリスクを減らせる

・手付金の保全措置:一定金額以上の手付金を預ける場合、業者には保証機関や保険による保全措置が義務付けられる

これらは地主が安心して不動産を売買・賃貸できるようにする「安全装置」であり、地主が取引に臨む際には必ず確認すべきポイントです。

◆実際のトラブル事例

地主が宅建業法の知識不足で損をした事例も少なくありません。

・不動産会社に任せきりにした結果、相場より安く土地を売却してしまった

・重要事項説明が不十分で、境界トラブルを引き継いでしまった

・宅建業法を理解せずに直接取引を行い、不利な契約条件を受け入れてしまった

地主は「知らなかった」では済まされないため、法律知識を持つことが不可欠です。

第3部:地主が宅建業法を踏まえて取るべき戦略

◆地主自身のリスク管理

地主は、土地取引を行う際に次の点を意識するべきです。

1.宅建業者の免許確認:取引相手の業者が有効な免許を持っているか必ずチェックする

2.重要事項説明を軽視しない:口頭説明に頼らず、書面で内容を確認する

3.弁護士・税理士と連携:大規模な取引や相続案件では、宅建業者だけでなく法律や税務の専門家の助言を受ける

◆地主が宅建業法を理解するメリット

・不動産業者に任せきりにせず主体的に交渉できる

・不利な条件を回避し、適正な価格で土地を売却できる

・相続時や事業承継の際に、地主として子世代に正しい知識を伝えられる

◆将来的な展望

近年、不動産業界ではIT重説やオンライン取引が広がりつつあります。地主にとってもこれらの制度は便利ですが、宅建業法による規制がどのように適用されるかを理解することがますます重要になります。地主は時代の変化に対応しつつ、常に法的な保護を受けられる状態を維持すべきです。
地主にとって「宅建業法」は、自分には直接関係がないように見えて、実は深く関わる法律です。

・地主が単に土地を売るだけなら適用されないが、宅建業者を介した取引では保護を受ける

・反復継続的に取引を行う地主は、自ら宅建業者と見なされ免許が必要となる

・宅建業法を理解することで、地主は不利な契約やトラブルを防ぎ、安心して資産を活用できる

地主が「守られる立場」と「規制される立場」の両方に立つ可能性を意識することが、資産を守り活かす第一歩です。地主として法律を味方につけ、健全な土地活用と相続対策を進めていきましょう。
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